保険で作った入れ歯も自費で作った入れ歯もその人だけにしか合わないオーダーメイド品です。同じものは存在しません。
だからこそ、定期的(半年に1度)程度のメインテナンスを受け、ご自身の顎にピッタリとした状態を維持し、”しっかり咬み” ”飲み込む” ことを意識し、ご自身の体の一部である「入れ歯」を長く愛用してください。
何よりも入れ歯で、熱さ冷たさを感じることができます。
金属を入れた義歯ですので、強度はもちろん、プラスチック部分が少ない為、違和感の少ない入れ歯です。
入れ歯の下の歯肉は、体の表皮と同じですが、脂肪がなく、すぐ下には顎の骨があります。
ですから、入れ歯が合わなくなると、すぐ痛みとなりやすいのです。
新しい入れ歯を作っても、体が太れば ”きつく” 感じ、体が痩せれば ”ゆるく” ”がたつき” が生じます。
咬む力は、奥歯で80kg以上の力で、すりつぶします。合わない入れ歯で咬み続ける事により、入れ歯の破損や、その下の骨に顎の異常吸収を起こす事があります。
是非、年に数回の ”入れ歯の適合チェック” を受け、ご自身の体の一部を長く使用してください。
入れ歯は ”ご自身のお口の歯と同じ” と思ってください。
食後に入れ歯をお口の中から外し、水洗いや、歯ブラシで食べ物の残りや、粘り気の有る唾液を除去し、清掃しましょう! 歯ブラシする際は、歯磨き粉はつけずに行ってください。
匂いが気になる場合は、イソジン等のヨード系のうがい薬以外のうがい薬を義歯ブラシにつけ、こすってください。
入れ歯の清掃には、義歯ブラシのご使用をお勧めします。
夜、寝る前には、お口から入れ歯を外し、コップに水を入れ、入れ歯洗浄剤の使用がお勧めです。(当院では、 ”ロートのピカ” をお勧めしています。)
入れ歯を入れたまま寝て、朝、起きた時のお口の細菌は、10倍以上に増加してしまいます。
できれば、入れ歯は、寝る時お口から外し、コップに水を入れ、洗浄剤を入れた中に漬け置きし、朝、水洗いしてお口に入れ、使用しましょう。